2026年05月31日

花火大会中止


花火大会は中止になる事があります。

確率的には1〜2%(件数ベースで)くらいかと思います。
※オールドメディアが騒ぐから多発しているように感じますが実際には1〜2%程度かと思います。


さて、この中止は、1年間準備してきた花火業者にとって大打撃となります。


【例】
1年前から花火を作り
2〜3ヶ月前には資材(アイテム)等を発注し、
2ヶ月前にはプログラムを完成し専用の火薬を作り、
さらにレンタカートラックを確保し、人材を確保し、
1ヶ月前までには玉を仕分けし、火工し、導火線を取り付け、
1ヶ月前には点火データを作成し、
1〜2週間前には、玉を筒に装填し、
2〜1日前には出発準備が整い、
出発する。
つまり、中止が決まる当日や前日には花火大会作業の90%は終わっているのです。
※現場作業は10%くらいの作業エネルギーなのです。

これが、中止になる場合があります。
中止になれば、バラシ作業になり、準備よりも時間が掛かります。。。
※準備の逆再生です。



ココからは、過去に同業者から聞いた主催者との実話
A 中止で花火を上げてないから金は払えない!
B 中止した花火は他で使えばええやろ!金は無い!
C 花火の作業なんか簡単な作業や!上げてない花火に払う金は無い!
D 中止になったんで、協賛金も返金するので花火屋に支払う財源はありません!
E キャンセル料を請求するなら来年は他の花火屋にする!
F とにかくお金は払わずに音信不通



いろんな例がありますが

このような事になる原因は、令和時代の花火作業の事を知らない運営が言ってるのではないか?と推測します。


私の知っている昭和時代〜平成時代前期の花火大会
2〜3日前に火薬庫の玉を米袋に入れて
前日に黒色火薬を20kg箱積み
ザラ星は何か判らないが積み
筒をバラ積みし
そして現地で
筒を並べ縄で縛り⇒筒が足りなければ創意工夫し、笑⇒筒に黒色火薬をおおかたサイズ毎に計りこみ⇒玉の親導をナイフでとりあえず割り⇒筒に玉を装填し⇒入れる順番を現地で考え(割りとポカ等)⇒玉が足りなければ創意工夫し、笑⇒何色かわからないザラ星を適当に入れ⇒笛は『連発の最後に入れようか?』と悩み⇒筒にブルーシートを掛け⇒夕方に振り銀用銀滝を竹に巻き⇒本番には筒の横に火種を持って構え⇒風向きにより点火を逆にしたり⇒予期せぬ貰い火にただ見て見ぬふりをし⇒ひたすら人間が筒の横で点火
この作業により怪我人や大怪我さらに最悪の事態も各地で発生して当たり前の時代だったかもしれません。




それが、平成中期頃より
安全と演出の為に
上記作業を、1〜2ヶ月前から準備をしているのです。
さらに、オリジナル玉は1年前から制作に取り掛かっているのです。



この、『中止にしたから、キャンセル料は払えない!』

ラーメン屋に例えると
『ラーメン頼んだけど、箸つけてないのでお金は払いません』
のように感じます。


様々な理由で中止になるのは、我々としても非常に残念(売上の事ではない)でたまりません。


ただ、この中止判断まで多くの人と多くの時間と多くの経費が掛かっていた事を理解していただきたい。


※この記事は、完全中止の事であり、順延延期の事ではありません。順延延期については次回書きます。






情報化の世の中、我々花火の世界の納得の行かない事例は、光の速さで共有されています。

posted by Z隊長 at 11:42| 大分 | Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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