花火の値段?
これは、ハンバーガーに例えると、、、
肉の産地、小麦の産地、野菜の産地、完成品の見栄え、そしてサービス内容等によって違うのと同じように
花火も
産地(日本製or輸入品)、原材料、演出家による技、そして安全性等によって違うのではないか?
つまり、安い?高い?はそれぞれの感じ方なのです。
いいモノはそれなりの価格、そうでないモノはそれだけの価格?
現実問題として
@黒色火薬の値上げ
A原材料薬品の値上げ
B火工品の値上げ
C原材料の供給不安定(入手困難)
D花火製造に時間が掛かるようになった
E製造従事者不足
F現場従事者不足
Gその他
がある。
@ABは、大手メーカーや商社が価格設定するし、代替品が無いのです。
C日本は資源が無い国なので、火薬の原材料を輸入に頼る部分が多く、社会情勢に左右されるのです。
D簡単な割り物は時間が掛からないが、変化星、八方、芯、千輪は膨大な製造時間がかかるのです。
※機械化すればいいのでは?⇒機械化できるのは貼り場行程であり、その機械化で余った時間を手の込んだ玉を作るので10年前よりも花火の製造に時間が掛かっています。
EF運転免許制度によりミッション車やトラックを運転出来ない世代が増えてきて、仕事の依頼はあるが受注できない事もあります。
G最低賃金の上昇、従業員の年収アップ。
トラック等のレンタカーの確保が困難、その為長期で借り上げる対応をしておりますが、その分経費が嵩みます。
また、輸入品に関してもレートの変動や船舶の輸送コストが爆上がりらしいのでそれが末端価格に影響するでしょう。。。
とにかく、2026年は全国的に値上げになるのではないかと思います。(私的推測)
コレは私的に申しますと
値上げ!と言うよりも、適正な価格に近づくのではないか?(今までが安すぎた?)
そんな事を書くと不安になられる主催者様もいらっしゃるとは思います。
しかし、これが花火業界の現実であり、私のような者がこの場でご説明申し上げることがブロガーとしての使命かもしれません。
日本の花火が進化するには資材、施設、人材が必要なのです。
変化せねば停滞(退化)するのではないか?と危惧する年頃になりました。
https://matsurinobeoka.com/archives/11940
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