記事のタイトルがストレート過ぎて、コレマズイんじゃないの?
との声が聞こえてきますが、、、
このブログも14年続けてきて、過去に何度もこのような記事を書いてきました。
別に遠慮することはなく、我々業界人が言いにくい事を書くのが私の役目だと勝手に思っております。。。
さて、本当に儲かるのか?
@花火屋がいい思いをするだけやろ!
A花火大会なんか何も残らないから無駄やろ!
B花火大会なんか税金の無駄遣い!もっと、違う事に金を使ったらどうだ!
以上が、三大ご意見だと思います。
全て、思い込みや試算をせずに述べられるご意見かと、私は感じます。
@花火屋は確かに儲かります、が、それは来年、5年後10年後20年後への投資になります。
普通の企業事業所なので、技術や文化や人材を守るにはそれなりの利益が必要になります。
Aはたして何も残りませんか?
消えるモノに価値はありませんか?思い出にもなりませんか?
地域経済効果がどれだけあるか計算しましたか?
B今の世の中、税金の遣い方が気になるとこですね。
我々の生活のあらゆるシーンに税金が還って来ております。
花火大会を仮に税金で開催した場合、使いっ放しではなくその原資以上の効果は生まれると思います。
では、具体的な例で試算しましょう。
観客 30,000人
打ち上げ数 5,000発(玉2,000玉、トラ花束500本、小型煙火2,500発)
内容 45分 音楽3曲 ワイド 最大7号30本
【支出】2,000万円
・花火代1,500万円(5,000発)
・安全対策費300万円 ※警備等
・その他経費200万円
【収入】2,000万円
・補助金 500万円
・協賛金 100社合計600万円
・有料席A(4人グループ席、弁当ドリンク付き) 20,000円×100席=200万円
・有料席B(2人席、ドリンク付き) 3,000円×500席=150万円
・エリア入場料 300円×10,000人=300万円
・駐車料 1,000円×500台=50万円
・シャトルバス 往復200円×5,000人=100万円
・出店業者 1枡20,000円×50ブロック=100万円
はい、架空の数字ですが収支が一致しました。
ここからが、花火大会の効果になります。
【花火効果】
20,000人の観客がメシを食う 1,000円×20,000人で2,000万円
300人くらいが宿泊する 8,000円×300人で240万円
500人くらいがお土産を買う 1,500円×500人で75万円
3,000人くらいの交通費ガソリン代高速代電車代が1,500円×3,000人で450万円
100人くらいが服を買う 5,000円×100人で50万円
50人くらいが飛行機でやってくる 20,000円×50人で100万円
開催地の宣伝効果イメージアップ 1,000万円〜無限大 ※広告効果として
観光リピーター 500万円〜無限大
仮に、500万円の補助金を使ったとして、、、
開催地に4〜5,000万円の地域経済効果を産むのではないだろうか。。。
『そんな馬鹿な!』って?
なぜ花火大会が数百年も続いているのか?
それを考えると理由がわかると思います。
江戸時代から定説になっている事を現代人の多くは知らないようだ。
それなら、最初から補助金(助成金)を1,000万2,000万円使っても充分元は取れるんじゃね???
花火大会は地域経済が儲かり住民モチベーションが活性する事を先生方は知ってほしいものだ。
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