2024年01月04日

これからの花火大会はどうなる?8個の提案


2020年 2021年2022年と3年間立ち止まり、我々は色んな事を経験し学びました。
これは、立ち止まったから気がついたのです。

世の中のニーズや環境の変化に対応していかなければ花火大会は進化していかないのかも?と感じました。
(コロナ前からこの前兆はありました)


@花火の季節は夏(だけ)ではない。
これは、何度もアンケートを実施し、回答者の80〜90%が、夏の花火大会をあまり望んでない結果です。
運営関係者からも『夏は暑いから花火大会をしても危険じゃないか?』の声も多く聞いております。

A花火の打ち上げ数よりも内容
そうです、コロナ時期には大陸からの輸入も不安定になり各花火業者の火薬庫に眠っていたmade in japanの花火玉が多く使われました。
その結果、日本製品の美しさを認識した事ではないでしょうか?
そして、花火の価格が正常化すると思います。

B花火の時間
私はよく『このご予算なら〇分間の演出が気持ちいいですよ』とアドバイスします。
玉のサイズや筒場の状況で一概に言えませんが
『基本的に100万円10分間以内』が私の経験での“気持ちいい花火”だと思います。
※時間を延ばす事はいくらでもできますが、あまりいい結果にはならないようです。

C観客からのニーズを調査
運営側は、関係者や身近な人から意見を聞く傾向がありますが、その意見には忖度があるのかもしれません。
広く多くの意見が今後の花火大会の人気度に大きく関係してくるでしょう。

D花火大会の有料化
ニュースでは花火大会の有料化を疑問視する内容が大きく取り出されてました。
しかし、現実は、有料化は認知されており、有料化を希望する声の方が多いようです。
観客3,000人から1,000円ずついただければ300万円の財源が確保できますよ!
自主財源を確保することが無理の無い運営につながります。

E飲食や観光と連携した花火大会
これは、暑い夏では不可能な事かもしれません。
集客や知名度アップを狙うには、コレは必須なのかもしれません。

F会場整備
駐車場からの流れ、会場内の観動線、地元食材の飲食ブース、トイレ、トイレ、トイレ
これは半年以上前から計画し、シミュレーションしなければならないと思います。
今までの会場レイアウトはは本当にベストなのしょうか???

G花火大会の事は花火業者が詳しい
たかが花火業者ですが、私自身日本各地の花火業者と連携しておりますし裏情報も仕入れています。
常に他都道府県の情報も365日リサーチしております。花火大会の打ち合わせには花火業者の意見を取り入れましょう。
あと、運営の方は、是非メジャー級の花火大会の観客として、別角度から見てほしいと思います。



この3年4年間で思った事は

『日本の花火はインフラ産業である』と確信いたしました。


※本文とは関係のない、素敵な動画です。


posted by Z隊長 at 10:49| 大分 ☔| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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