限られたご予算で、花火を豪華に、多く見せたい、とお考えの主催者様がたくさんいらっしゃいます。
そこで、1,000回以上の花火打ち上げ経験を持つ私が簡単に答えを出しましょう。
『時間を短縮する事です』
花火を豪華に、多く見せたい、の主催者様に
『豪華に見せるには時間を短縮すると効果的ですよ、例えば〇〇花火大会の例で、、、』
と、お話をして、
担当の方が『なるほど、それはいいですね、次回の実行委員会に出して見ます!』
と、なるが、
多くの場合、不採用になります(笑)
理由は
@出店業者から『売上に影響する』との不満が出る
A隣町の花火大会は、たしか1時間くらい花火が上がってると思う(だからうちも)。
B時間が短いと観客から不満が出るはず。
解説
@については我々は所管外でございますのでノーコメント。
Aこれ、意外とあいまいな情報で、隣町の30分の花火大会を『たしか1時間くらいあった』とか『去年は1時間くらいあった』と、言われて、、、昨年のプログラムデータを見たら30分でしたよ、ってケースが非常に多い。笑
人間の記憶(感覚)は当てにならない。
B時間が短いと観客から不満が出るはず。←このケースは私は聞いたことがないが、逆のケースはあります。
今の世の中は、身の回りの色んな事がスピーディーになっています、また夜とは言え暑さと湿度の不快感に耐えられなくなっています。
潔く魅せる花火もいいのでは?
何より、この3年間我々、日本の花火業界は
3分の花火でも感動させることが出来る!
10分20分で集中すればゴイスー花火大会ができる!
過去の考え方や過去の数字に依存すれば、進歩しない!
に気がついたのです。
来年2024年、限られたご予算で、花火を豪華に、多く見せたい、とお考えであれば
クォリティーの高い大玉を増やし、全体の数量を減らし(適正にし)
ご予算にあった時間でプロの演出家に演出してもらうのがいいかと思います。。。
あっ、それと、、、
観客は時計を見ながら花火を見ません。
観客は花火の数は数えません。
堂々と、『うちの花火は他所と違う!』と言えるのではないでしょうか?
あと、、、湿度の低い季節は花火が輝くようです。
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