2022年11月03日

値上げは悪(花火編)


モノの値段が上がっています。
驚くほど上がっています。

我々の業界も、次々に値上げの案内のFAXや郵便物が届きます。。。


Q:なぜ花火が値上げに関係あるの?

A:花火の原材料(薬品等)の多くは輸入されています。
※日本の花火の歴史から見ても明治時代頃に海外からの薬品の輸入で現代の花火に繋がっています。
輸入にはメーカーの人件費の向上、輸送コストの値上げ、輸送の複雑化、等で価格は必然的に上がります。


実は、私、いろんなモノの値上げについて、肯定派です。

なぜなら、この20年?30年?『失われた30年』と言われています。
給料が上がらない、残業が増えた、事業所が倒産した、、、、
様々な要因のひとつは、ロープライス思考が原因ではないだろうか?
そりゃ、安いほうがありがたい!
しかし、それによるしわ寄せが30年もの間に蓄積されて、コロナで浮き彫りされたのではないか?
ロープライスの為に、海外に製造拠点を移し
ロープライスの為に、大量生産し
ロープライスの為に、従業員は無理をし
ロープライスの為に、トラブルや事故が起き、
でもロープライスは正義
実は私たちの世代が作り上げた価値観なのかもしれません。


ロープライスによる副作用が経済の停滞とするなら
脱ロープライスでいいのではないでしょうか?


日本の技術と文化と、日本人としてのアイデンティティーを守るためにも
いいモノは堂々と値上げしていいと思います。値上げしない事は何も進歩しない商品ではないでしょうか?
『値上げは悪ではありません』と考えさせていただきます。

逆に値上げしないのは、品質も安全性もダウンしていると、私は思います。安い花火を求めるならシナモノやポカモノを提供します(せんけど)


続く
posted by Z隊長 at 16:20| 大分 ☀| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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