2021年05月09日

数字で見る花火屋の現状

何度も言いますが、、、、

いろんな人から『花火屋はあちこちで花火が上がるけん儲かっちょるごたんなあ、不景気に強いからいいなあ』

と言われます。。。。



武士は食わねど高楊枝、と粋な所を見せたいのだが、

誰かがこの悲惨な現状を公表する事が必要だと思います。。。。



とある架空の花火事業所の現状

※2019年度を100(%)とした場合の作業比率

作業分類
作業内容2019年4月〜2020年3月2020年4月〜2021年3月
貯蔵管理
火薬庫の貯蔵管理業務(費用)
100
100
配合
火薬の調合作業
100
10
星掛け星の粒を増粒10010
割り薬掛け花火玉の爆発と星への燃焼10010
玉皮立て玉皮に導火線を接続10010
部品製造千輪や八方系の小さな部品10010
和紙切り玉の中の和紙10010
玉詰め玉皮に火薬を詰める10010
糊付け玉貼り玉に幾重にも貼る紙10010
発射薬計量打ち上げ火薬の袋入れ1000
仕掛け花火枠仕掛けや滝仕掛け1000
プログラム現場ごとのプログラム作成10010
プログラミング点火データのプログラミング1005
火工導火火工や昇り等の取り付け1005
卸販売同業者への卸販売10020
現場仕込み現場に行く準備、積み込み10020
信号雷打ち上げ現場お祭りやイベントの花火1005
花火大会現場数現場数10060
花火大会売り上げ年間の売り上げ金額10020(80%ダウン)
レンタカートラック等の使用率1005
睡眠睡眠不足率1005
熱中症熱中症率1005
手袋紛失現場での手袋紛失率1000
筒洗い現場帰りの筒を洗った数量10010
草刈り草刈り100100
日焼け日焼け指数10010
休業休業率0ほぼ100
総合的
総合的な体力値10020


別に不幸自慢ではありません、これが日本の花火業界の現状かと思います。


壊れやすいのでやさしく取り扱ってください。

posted by Z隊長 at 11:34| 大分 | Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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