2023年11月12日

今後の花火大会の3つの方向性


花火大会が3年間ほど開催されませんでした。

我々業界は、3年間立ち止まった事により、色んな事に気がつきました。
そして、これからの新しい時代を迎え、どうしていくべきか?を考えさせられました。
私なりに主催者様にも有益な情報としてこの記事を書く事にしました。



@数字の概念の廃止
打ち上げ数について、特にマスコミ関係者がこだわるようです。
こだわった割には全く違う数字が報道されることが多いと感じます。。。笑

これは、昭和時代の数量概念から抜け出せてないのが大きな原因だと思います。
平成〜令和時代に日本の花火は大きく進化してきました、昭和時代には無かった花火が出現しています。
多重芯、多方咲き、変色、スライド、回転、マイン、変色マイン、多層マイン、トラ、炎、等々
打ち上げ方法も大きく変わっているので数字で表現する意味は全く必要ないモノだと私は思います。
花火の数え方に基準はありません、そして誰も数えません。
正直、花火を作っている者として『数字なんかどーでもええんや(怒)それより花火の美しさを見ろ!』が本音ではないだろうか?
数字(数量)が、花火の技術進歩の弊害であるとも言われています。


A花火大会の有料化
プロ野球、サッカー、アーチストライブ、相撲、歌舞伎、美術館、講演会、等にはお金を払って、
なぜ花火大会にお金を払う事に抵抗があるのでしょう???
もし、2万人の人が500円払ってくれたら、、、
10,000,000円集まります。この10,000,000円でワイドミュースタ付き40分間の花火大会が出来ます。
もし、2万人の人が1,000円払ってくれたら、、、20,000,000円
もし、2万人の人が3,000円払ってくれたら、、、60,000,000円
もし、2万人の人が5,000円払ってくれたら、、、1億円
もし、大分県民が1人100円払ってくれたら、、、1億円
たかが花火ごときに金を払う価値はありませんか?


B花火季節の変化
今年(近年)の夏の天気をまとめてみました。
記録的大雨、記録的暑さ、災害級の大雨、災害級の暑さ、災害レベルの暑さ、猛烈な暑さ、酷暑日、熱中症警戒アラート、厳重な警戒、うだるような暑さ、危険な暑さ、尋常じゃない暑さ、命に関わる暑さ、熱波、えげつない色(気温図)、不要不急の外出は控えましょう、観測史上最高、危険な残暑、北海道で36.3、秋田県で39.2,
防波堤は40度超、台船は50度超
私が7月から9月中旬まで激しいゲリラ豪雨にあった確立は27.7%!
もしかしたら、夏はイベントには一番厳しい季節なのかもしれません。
多くの観客も夏の花火大会には疑問視しているようです。
観客のニーズを取り入れる事が花火大会の進化につながるかもしれません。
花火開催時期アンケート202311.png




戦後、昭和時代、高度成長期、バブル、平成時代、バブル崩壊、ロスジェネ、地球温暖化、令和、と様々な情勢を変化しながら生き抜いた花火大会もアフターコロナで変化(進化)してもいいのでは?


posted by Z隊長 at 12:43| 大分 ☀| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする