2023年03月19日
日本の花火工場の現状
さて、CORONA is OVER になりました。
この、丸3年間我々花火業界は大東亜戦争の時以来の危機に陥ったと思います。
正直、ほぼ3年(事業所にもよるが、実質2年くらい?)事業所として休業していました。
理由は、花火大会がない→収入がない→給料を払えない→事業所を畳むか、耐えるか
つまり、3年間花火は作っていません、
現場がある日だけ仕事に出てました
在庫の花火をを現金化する事が我々従業員の役目でした。
同業者同士で玉や現場の融通をしたり、、、業界が生き残るためにそれぞれがいろんな対策をしてきました。
コロナ3回目の年に、だんだん花火の在庫が尽きてきました。
※1年分の売上に3年も掛かった
我々のような花火製造工場では、2023に向けて製造を再開するにも
材料がなかなか入ってこないのです。
これは、全国の花火製造工場が同時に花火の製造を再開したのが原因ではないだろうか?
※あらゆる世界情勢で今も物流の停滞が起きているのも理由
たぶん
2019年までの
春期時点の花火貯蔵量(在庫)は、今年はかなり少いのではないか、と思います。
多数の同業者からの現状情報によると『玉の余裕は無い。。。』だそうです。
これを
3年間のしわ寄せ
と呼ぶか
新しい価値観のスタート
とするか
いずれにせよ、打ち上げ数量重視の時代は終わりにしてもいいかと思います。
コロナで顧客の価値観も大きく変わったように感じる
そして、花火業界も世代と時代が大きく変化している事に期待する。