2022年11月27日
値上げは悪3(花火編)
世の中の値上げにアレルギーがある方もいらっしゃるかと思います。
でも、安心してください
モノの値上げは品質や安全性の向上や日本の経済と日本人の生活を守る為の必要なステップではないでしょうか。
逆に、日本はこの20〜30年、我々は『値上げは悪!安さは正義!』の考えで先延ばしにしていた為、、、
失われた30年、就職氷河期、給料が上がらない、などの負の歴史を築いてきたのかもしれません。。。
結果、日本国は世界中から追い越され、取り残されてしまったのではないでしょうか?
さて、花火の値上げにつてですが
【安心してください 1】
昭和の時代は、花火1発1発をゆっくり見ていた時代ですが
今や複数(s数十発〜数千発)の花火で演出しますので
1発の価格を高い安い、と判断する事は木の枝を見て森を見ていない状態なのかもしれません。
【安心してください 2】
観客は花火の数量なんか数えません。
数量の情報なんか誰も必要としていないのです。
数量の多さは花火の規模ではないのです。
【安心してください 3】
安い花火を大量に作って、大量に打ち上げる事は簡単です。
そんな花火では観客やスポンサーは喜ばないと思います。
【安心してください 4】
この2年、私は気づきました。
儲けの少ない(安い)仕事よりも、しっかり利益のある仕事の方がいい結果に繋がる、と。
理由はよくわかりませんが、
お互いの利益がマッチングする時にいい結果になるのではないか?と思ってます。
【安心してください 5】
見積書で花火を判断する事は100パーセント不可能です。
安い花火をお求めなら、技術や品質や安全性の低い花火も存在しますが、どうします?
【安心してください 6】
そもそも、芸術品の花火や花火従事者の技術を価格(円)で見ること自体ナンセンスなのです。
そんな事より、信用できる花火屋を掴むほうが大切ですよ。
以上6項目ですが
倒産寸前の花火業者が息を吹き返す為には世の中のご理解が不可欠なのです。
次世代の日本の花火が発展し進化する重要な過渡期なのです。
日本の花火業者が潰れたら、たぶん大陸から多くの花火業者がやってくるでしょう。。。
そうならない為にも、日本の零細花火事業所は踏ん張っているのです。
参考:日本政策投資銀行〜花火産業の成長戦略〜協調と競争による市場拡大と地域創生を目指して〜
つづく。。。