2022年03月16日

花火大会の警備費用

先日、花火大会廃止の五大要因?の記事を書いたが大事な事を書き忘れていました。

警備費用.jpg


警備費の増大についてです。
※コレは警備会社を責めているのではありません。


ある年から花火大会の運営費の警備費用のウエイトが増えてきました。


多くの主催者さんからこんな声も届いた。
『警備費用が増えたのでその分花火予算を減らします』
『警備費用が増えたので花火の納入価を安くしてください』
『警備費用が花火代を超えた!もはや“警備大会”や!』
『警備員をまだ増やさないと許可が下りないみたいです...』


警備費用=安全対策費 である。


お客さんの安全や快適や利便性の目的で警備を配置していると思います。
雑踏や交通の安全対策が主な内容になります。
沢山の人が集まる花火大会、各地から人が集まります、駐車場は満杯、人は溢れ、渋滞は続く。
そんな非日常なので、想定されるトラブルは発生します。
道に迷う、迷子、喧嘩、熱中症、酔っ払い、落水、暴走行為、駐車違反、ゴミ放棄、等、祭り副産物のように発生します。
そういった行為が、報告されれば、次年は警備強化としてさらなる警備予算が膨れてしまうかもしれません。



こういった警備費用増大も、花火大会のあり方を考え直せば解決できるのではないでしょうか?



・花火大会の開催日を分散
 1ヶ月かけて何回かに分けて(毎週)花火を上げるので人が分散

・花火大会の開催場所を分散
 何箇所か同時(時間差)に上げることで観客が1箇所に集中せず多くの地域の人が花火を楽しめる

・気候のいい秋冬春の早い時間の花火大会
 18時とか19時始まりの花火大会になれば、帰路を急がずに渋滞も緩和するのでは?
 帰りに飲食店に寄る余裕もできるのでは?

・土曜にこだわらない
 日曜はどうですか?
 平日はどうですか?日本国は平日の花火のために早めに仕事を切り上げるくらいの余裕はありませんか?

・皆さんがマナーよく、ゆっくり楽しんでもらう雰囲気作り
 特に、喧嘩、過度の酔っ払い、暴走行為は自粛しましょう。
 ※警察の方がよく見てますよ(笑)

・花火大会の有料化
 予算が無いなら、収入源を作ればいいのではないでしょうか?
 有料化によりお客さんの安全と快適を提供できます。
 コンサート、スポーツ観戦、映画、美術館、遊園地には普通にお金を払うのになぜ花火大会にはお金を払うのがダメなんでしょう?
 花火にはそのような価値はない???え?


上記項目は2020〜2021に日本中で各地で高い評価をいただいた成功事例だと思います。


2019年までの運営方法では無理が生じていたのかもしれません。
根本的なやり方を変えれば様々なマイナス因子を排除できるのかもしれませんよ?
せっかくの機会考え方を切り替えてみてはどうだろうか?
『今までガー』『よそはよそ、うちはうち』『それは無理だと思います』では昔に戻るだけではないでしょうか?


世の中の価値観が大きく変わる時期だと思います。
変わる事を待っているより変えて行くほうが簡単で早いと思いますが。


※この記事は警備会社を責めているのではありません。
警備も花火も生き残らなければならないのです。

夏vsその他の季節.png

posted by Z隊長 at 21:52| 大分 | Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする