2022年03月07日
今後の花火大会はどうなる、どうする?
【花火大会は夏でいいのか?】
「花火屋がそんな事言ったらダメやろ!」と言われそうですが、
これは非常に有益な提案なのです。
世の中(観客)がもう夏離れになっているようです。
灼熱、ゲリラ豪雨、災害、熱中症の季節はイベントには厳しいかもしれません。
無理してリスクの高い夏に開催しなくてもいいのではないでしょうか?
【花火は1時間も必要か?】
単純に考えれば我々にとっては不利益な事かもしれません。が、が、がー
現実、5分間の花火でも充分満足するのです、特に夏は暑いので5分や10分でもいいのかもしれません。
そしてその5〜10分間の花火を4週毎週とか4つの季節に分散開催するのはいかがでしょう?
雑踏、交通渋滞対策にもつながるかもしれません。
1時間程度の花火は過ごしやすく涼しい季節に開催するのはいかがでしょう?
【花火の数量はどうでもいい】
はい、ズバリ『花火の数量を数える事は不可能です、誰も数えません』
『数え方の基準はありません』
『数を打つ事は簡単な事です(しかし、経験上いい結果には繋がりません)』
『近年の花火とは花火演出家によって構成された空間演出の作品なので数量なんてナンセンスです』
観客さんは数量なんかよりももっともっと大事な情報を求めているのです。
この2年、花火業者は存続危機の状態が続いています。
多くのサポートをいただいていますが残念ながら自力で生き抜く事ができなくなりました。
そして3回目の春を迎えます。。。
この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。
ここまで、世の中が変化すれば、花火に対する価値観がいい方向に変わると思います。
主催者様におかれましても、今までの既成概念をぶっ壊すチャンスかもしれません。
人は歩みを止めたときに、そして挑戦をあきらめたときに年老いていくのだと思います。
今までのしきたりを変える事は進化していく事(適応)ではないでしょうか?
迷わず行けよ。行けば分かるさ。
いずれにせよ、プロの花火屋のアドバイスを聞くのが先決です。