2021年01月19日
四つの営業提案
ポジティブな記事を書きたいが、誰かが現実を伝えなければならないと考えています。
2020年夏、花火屋は1年の稼ぎのほとんど失いました。
具体的には花火業界の年商は90%〜80%ダウンじゃないでしょうか???
各地の皆様のご理解とご支援でなんとか食いつないでいます。ありがとうございます。
これからどうやって生き抜くか。。。。
このまま何もせず黙って待っててもラッキーな事は何も起こらないと思います。
我々が市場を変えていかなければならないと思います。
ある意味、捨て身でやっていこうかとも考えております。
根本的な考えを変えていく事が、主催者、観客、スポンサー、そして施工業者(花火・イベント)にとって有益な結果をもたらすものになると思います。
1 夏からの脱却
一つのシーズンに固執してしまうとそれがこけたら致命的にリスクが高い、そして観客の多くは夏の花火を望んでいないと聞いています。
もう、昔と気候が違うのです。雨季なのです、河川増水、灼熱、ゲリラ豪雨、熱中症、、、
おまけに煙だらけの空に花火を打ち込むのは辛いのです。
冷静に考えるとイベントには不向きな季節なのかもしれないのです。
2過去のデータを捨てる
多くの花火大会は前年の運営内容を元に開催されます。
昨年中止になったから前年の運営内容は存在しないのです、生まれ変われるチャンスなのです。
過去の考え方が足を引っ張っているのかもしれません。
この際、過去の資料も考え方も全て消去しましょう。
3数量のこだわりを捨てる
数量が多ければいい花火大会とはいえません。誰も花火の数は数えないし(笑)
例)今のご予算のまま花火の数を2倍3倍に増やすことは簡単(楽)なことです。
それをやってしまうと日本の花火技術と日本の花火文化の崩壊に繋がるのでやりたくありません!
何よりもお客さんは数量なんかよりも良質の花火演出を求めているのです。
あっ取材で『今日は何発あがるんですか?』ってのもどうなんでしょ?
4花火業者のアイデアをとりいれる
花火業者は、いわば舞台監督であり芸術家であり、現場は百戦錬磨の兵です。※私は軽〜く1,000戦歴はあります。
花火業者は毎日花火の事を考えています、日本各地の花火業者と情報や技術のパイプを持っています。
毎年進歩する花火のハード面やソフト面を知っているのです。花火のことは一番詳しいのです。
しかしこのプロフェッショナルが提案できる機会が少ないのが現実であろう。
今、前例のない世の中です、だから前例をぶっ壊してもいいかと思います。
時代の流れと環境に適応していくことが進化だと思います。
花火のスタイルを変える、実はとても有益な事だと思います。。。
花火大会の主催者様が進化できるビッグチャンスなのです。
我々が進化する(生き残る)為にも環境を変えていく事が必要だと思います。
先輩方が築き上げ、守り続けた花火大会を
次の世代がそれを引き継ぎ新しい形に進化させるタイミングなのです。