2020年09月14日
今年の花火の傾向
花火が上がる事を積極的に宣伝しなかった理由として私が実際に聞いた事
@宣伝費用や方法がない
A告知しない事が開催の許可条件
B駐車場や警備員やトイレ等の確保ができてないので
C花火業者への支援としてだから
Dその他
※そもそも、非告知(いわゆるゲリラ?やシークレット?)は手続き上不可能であり、全て告知はしています。
今年の花火の開催主催者の多く(70パーセント以上)は初めての場所、初めての主催者でした。
つまり、実績がないのです。
消防への手続き?
警察への手続き?
警戒員?
防波堤?
県土木?
申請?届出?
保安距離って何?
何をすればいいの?
そのような状況ですが、、、
『何もかんも中止にさせられたから地域の人にせめて花火を上げてやりたい』
『わけのわからんウイルス(世の中の雰囲気)をやっつけるために』
と言うお言葉がほとんどでした。
つまりそもそもの開催コンセプトが昨年までの花火と違うのです。
さらに、物理的に駐車場も確保できません、トイレもありません、会場もありません、飲食も提供できません。
地域外から来場されてもおもてなしができないのです、不便をおかけするかもしれないのです。。。
本来なら多くの人に見てもらいたいが、そのようなエネルギーがなかったのです。
ご理解ください。主催者を責めないでください。
そして、我々としても日本の花火技術を守るために様々なレギュレーションをクリアしなければならなく、
結果この道を選んだのです。
つまり、生き残るためです。
生き残れる環境を捜したのです。
だから、町を離れたのです。
そして、各地区の新しい主催者様は日本の花火を守ってくれているのです。
撮影:高本陽一氏(公式)
撮影:高本陽一氏(公式)
結果的には花火本来の姿が見えた夏だったのかもしれません。