2019年05月05日
沖縄放浪記 2019版その5(最終章)
花火を上げる。
言葉や想像では簡単な事だと思います。
しかし、みなさんが想像するより遥かに多種多彩な準備があるのです。
この記事で『俺達苦労してます』アピールをするつもりはありません。
しかし、花火の世界のブロガーとしては、次の世代の為にも現実を伝える事が責務だと勝手に思ってるだけです。。。
一つの花火大会を企画していくのに演出・構成を打合せ、何度も修正し
レギュラー玉以外にもオリジナルの玉を製造し、
打ち上げプログラムをデータ化、
現場用に玉等を加工し、プログラム毎に仕分けし、作業順番毎にパッキングし、
トラック等に機材を積み込み、輸送手配をし、運搬し、
(大規模現場では)数日前から現場準備に入り
天候や作業スキルに合わせて作業を進め、
累計数十名が数日間誰も見ていない現場で作業し、
やっと本番当日にお客さんの前に我々は姿を見せる(見られる)
そしてリハーサル無しで花火を打ち上げる。
花火が終われば撤収作業である。
お客さんがハケて、会場の電灯が消えても我々は撤収作業を行っている。
時には翌日も早朝から撤収作業をしている。
誰もいない堤防や河川でそれは行われている。。。。
機材を撤収し、清掃して、それからまだ作業が続く。
現場帰りの筒を下ろし、洗う
各種機材の点検やメンテと。。。
花火屋って、勇ましく華やかなイメージがある、と聞きますが、、、
実際は地味である。汚れてます。
花火とは皆さんから見えない作業こそが重要であり膨大な時間が掛かっているのです。。。。
そんな現実をわかっていただける人がいると嬉しいです。。。。
そして、日本の花火(火薬)は世界中の人を笑顔にしている事を。。。
I'll Be Back