2019年02月25日
花火屋はartist
アーチスト(アーティスト)=芸術家。特に美術家や演奏家・歌手をいう。
まぁ何がそのアーチストなのかは決まり事はないようだ。
我々は花火の世界で生活しそれで飯をいただいている。。。
一昔前は、戦国時代とも椰喩される状況があった。
つまり、花火大会の受注は入札(見積)による競争であった。
安く見積もることで花火大会を受注できる、、、今考えれば非常に簡単な受注である。
しかし私はこの入札見積の依頼者に対して
『花火を金額で比べんでくれ、安いのがよけりゃそこに注文すればええやん』
『花火って値段で比較するもんやないで』
と申し上げてきました。
その理由は
我々の扱う花火は全てオリジナルであり、他の花火とは違うから比較は756パーセント不可能である。
価格低下は、品質や安全性の急低下であり従事者のモチベーションの急降下になるからある。
花火を安く出してたくさん打ち揚げてもいい花火大会になりそうにないから。(ほぼならない)
※まぁ私がこんな事言っても説得力ありませんがねwww
つまり
近年の花火はかなりの手間や時間や機材を投資しており見積書などの数字では表せないのである。
そして
日本の花火技術は世界中から注目されています、この技術や後継者を守るためにも安易な入札競争は無くなさなければなりません。
我々の花火は芸術品なので価格なんて存在しないのかもしれません。
我々は演出家であります、芸術品をいかに安全で美しく魅せるかの技術なのです。
甲乙の信頼関係こそ花火大会のクォリティーアップにつながるものと確信しております。
お客さんへ、様々な情報で公表される“いわゆる打ち上げ数量”に惑わされる事なくいい花火大会に出会ってほしい。
安心してください、花火大会の美しさ等は“いわゆる打ち上げ数量”とはあまり関係ないのです。
花火屋は、見た目は汚れてますが、、、artistなのです。