2018年07月04日
花火屋の姿
よく言われます。
『仕事がいっぱいあっていいなあ』と。
模範返答でこう答えます。
『いやあ、夏が来ないと商売上がったりですわ、ありがとうございます。』
で、どんな状況なのか?
盆と正月が一緒にやって来たくらい忙しい?って?
いやそれ以上!
盆と正月にクリスマスが来たくらい?って?
いやそれ以上!そんなん2〜3日で終わるやん!
じゃあ、どれくらい?
はい
例えば、、、、、、
田舎のうどん屋さんとしましょう。。。。
冬や春の時期は毎日50人のお客さんが平均としましょう。
それが
7月になると、、、、
毎日500人のお客さんが来ます。。。
8月になると、、、、
毎日1,000人のお客さんが来るのです。。。
これくらい忙しいのです。これが夏の花火屋の姿なのです。
この店の店長はこう言ってました、、、
『こんな夏の時期に、それも炎天下の下、並んでまでしてご来店いただかなくても、秋ににも店開けてるしw秋のメニューからデザートサービスしてんだけどw』
笑
多くの方は
1 花火屋は夏しか花火を上げてくれない
2 花火屋は夏が終わったら遊んでるか他の仕事に転職してる
3 花火は夏の風物詩、花火と言えば夏!
と、誤解されています。
花火は季節を問いません。
むしろ湿度の高い季節より、他の季節の方が花火のパフォーマンスを発揮できるのです。
我々は、お客さんが快適に花火鑑賞できる涼しい季節を提供したいのです。。。
しかし、イメージが、、、、夏なんですね。
広告媒体も一気に花火の柄が出てきました。
その雰囲気を後押しするように花火屋では準備作業や現場作業を進めていくのです。。。
その急激な需要が様々なリスクを生じる結果にもなりうるのです。。。
私は思います。
ウナギは土用じゃなくてもいいだろ!
ケーキはクリスマスじゃなくてもいいだろ!
神社に行くのは正月じゃなくてもいいだろ!
恵方巻?いつでもいいだろ!
花火、夏じゃなくてもいいだろ!
それぞれの本当の“旬”とはいつなのか、それを考えたい。
今年の夏も猛暑、熱中症、天候不順、それに伴い河川の増水も心配されます。
熱中症3年連続の私も不安で不安で昼寝もできません。。。。
皆様、夏を乗り切ってください。夏が終われば心地よい季節がやってくると思います。
追伸、この記事は夏を否定しているのではなく、
有益な情報だとの信念からアップしております。
どうか、日本各地の花火屋さんに大きな歓声と拍手を浴びせてやってください。