2018年06月09日

夏じゃなくても


とうとう花火にとって非常に良い季節が終わりました。。。

えっ『花火の季節は夏やろ!これからやろ!何言ってんの?』と聞こえてきます。
でも、なぜ夏に花火大会を開催するのかわからないし、夏じゃない方がいいと思うので問題提起しています。


この記事は、夏の花火大会を否定しているのではなく、
クライアントさんがよく言う『何か新しい企画はないか?』
の、一番効果のある方向のようだからです。


我々業界は戦後、高度成長期、各地で花火大会を創生してきました。
多くは夏の花火でした。
広告業界、出版業界、マスメディアも、アーチスト達も夏の花火を盛り上げてくれました。


しかしその結果、夏は花火従事者の人手不足、睡眠不足
大事な筒が足りなくなり、玉も足りなくなります
さらに近年の電気点火(いわゆるコンピュータ1式100マソ円以上)も足りない状態です。
準備作業も10年前と比べて格段に時間と手間がかかるようになりました。


私はクライアントさんに
『もう夏の花火をやめましょうよ』とよく言います。

理由を言います。
1、夏は暑くて人が集まらない
2、夏の花火はどこでもやっているからインパクトがない
3、夏は天候不順で野外イベントにはリスクが高い
4、夏は警備員、花火屋の人不足
5、夏は運営側の準備が炎天下作業できつい
6、夏はお客さんや関係者の熱中症リスクが高すぎ
7、夏はおしゃれできない、汗で化粧が落ちる
8、その他

この8項目を逆説してみると
1、涼しい時期なら昼の観光から夜の花火へ繋げられる
2、7月8夏の花火大会(76発以上)は大分県でも50箇所以上はある、秋花火開催は他県の10%
3、秋、冬、春、初夏比較的気候は安定、
4、夏じゃなければ人材や機材や技術は余裕
5、春や秋や冬は作業しやすい
6、夏じゃなければそのリスクは低減
7、秋の花火は化粧崩れしないし、服も選べる。
8、時代(世の中のニーズ)が変わってきている

Dblo-TWUwAAF5Sm.jpg


hanabikisetu201701.png





昨年の夏が終わって各クライアントさんと話をしたら
『夏はキツイわ、あんたん言う通り、来年は秋か春に花火大会をしようか。。。』
な内容の相談を数件いただきました、、、、、が、
今は今年の夏の花火大会の打合せをしているクライアントさんがほとんどです。

しかーし、
昨年、夏から秋開催に移行したクライアントさんは
暑くなくてよかった!
夏よりお客さんが多かった!
ビールもそーとー売れたで!
評判よかったで!
夏じゃねーのに花火上げてんいいんやなあ
と、仰ってました。(笑)



2020年夏は様々な事案が地方でも考えられるのでそれに向けて夏から脱出計画をしましょう。


でもこんな歌を聴くと、
『やっぱ花火は夏か。。。』と思ってしまう。
リクエスト:仙台県宮城県小野建設工業様



花火は夏じゃなくてもいいのです、その方がメリットは大きい鴨














posted by Z隊長 at 12:20| 大分 🌁| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする