2018年02月28日

花火の季節は夏なのか?




私はよくクライアント様にこんな質問をする。
『なぜ夏に花火大会をするのですか?』と

するとこんな答えが返ってくる。
※少数意見
『神社の祭りに合わせて花火大会をしている』
『お盆の供養花火だから』
『お盆の帰省に合わせて』
※多くの意見
『夏だから』
『昔から夏にやってるから』
『よそもやってるからうちもする』
『夏に花火せんでいつするんか?』
『夏じゃねーのに花火上げたら笑わるんけん』
『あんたらも夏のほうがいいやろ!』

あえてこの意見を分析するような事はしません(笑)


ただ、世の中のニーズが変わってきている事に気づかないと取り残されます。
ターゲットであるお客さんは夏の花火を望んでいるのか???

たとえば花火大会が各地で頻繁に生まれてきた頃、昭和40〜50年代でしょうか?
その頃は、いわゆる温暖化も無くエアコン無しでも過ごせましたね。
なので日が落ちると涼しかったので夏の夜の花火大会も今より過ごしやすかったかもしれません。
今のようなゲリラ豪雨や突然の落雷、そして河川の氾濫も無かったように思います。
社会環境はと言えば、今は週休二日が当たり前ですが当時は祝日も少なく日曜日が休みくらいだったようです。なので学校が休みの夏休み期間に花火大会をしていたのではないでしょうか?
そして当時は花火業者の数は今より多く、規制もゆるく(←不適切表現ですが)、逆に花火大会の数は今の半分くらいだったと思われるので夏に開催していたのだと思われる。

そして、近年は人が集まりにくい状況になりました。
理由は、暑さです。
おまけにライブ中継も発達して家でも花火を見る事も可能になりました。
※行きたくても行けない人にはありがたい中継です!
夏の花火大会が多すぎて、ブッキングしまくりで『夏の花火に新鮮さが無い』との声も聞こえてきます。
週休二日なら夏休み期間にこだわる必要はなくなりましたね。

お客さんが暑い夏の花火を望んでない意見が多い事は知ってます。


じゃあ、夏以外の季節に花火大会して何かメリットあるの?て?
1 暑くないので集客が増えると思います。
2 夏の雨季じゃないので比較的安定した気候で快適。
3 夏のような花火大会激戦期じゃないので注目されます。
4 スタート時間を1時間早める事で集客アップできます。
 ※花火が遅いと帰りの時間が心配のようです。(これ意外と重要かも)
5 気候が良いので花火大会開催地に早くから観光したり買い物してくれます。
6 夏より湿度が低いので花火が綺麗に見えて音も響く。
7 花火師が元気!時間や人材や機材が豊富!
番外 お化粧が崩れない!

メリット多いですね。。。。。。。どうでしょう?

これからの“花火の季節”は夏じゃないかもね!?
いや、オールシーズン開催で!?
DSC_3490.JPG


統計調査では、1年間に開催される許認可花火の約7割が夏に開催されています。
これが各季節に分散されれば、季節や地域にとってオリジナルな花火大会が開催できるはずです。

花火大会は夏に開催しなくていいのです。








posted by Z隊長 at 22:04| 大分 ☔| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする