2017年07月13日

平成29年 夏の陣


いろいろ大変な九州の大分県ですが、

夏が来ました。



そもそも、花火って夏のイメージが強すぎるんだが。。。。

江戸時代、花火が始まった頃は旧暦で、今の5月で、、、
江戸時代は気温が低く着物で花火を見て、、、
花火って湿度が低い方が色が冴え、音も響き、、、
お客さんのニーズは、実は夏じゃなかっ、、、


まぁ、この期に及んで色々申してもしょうがありません(笑)
この夏の景色を創り、皆さんの思い出を演出していきます。
それが日本の花火師の使命であると考えています。



さて、花火大会に行く時に考えて欲しい事や実行して欲しいことがあります。

1 この花火大会の花火のお金って誰が出してるの?
  色んな財源があるでしょうが、、、地元の寄付金なのです。
  だから開催地で金を使ってください、その日だけでなく観光リピーターになってください。
  ツイッターやインスタ等で観光地や美味いモノを宣伝しまくってください!

2 花火大会って誰が何の目的でやってるんの?
  花火大会は主催者が開催しているのです。行政や民間が協力して開催しているのです。
  よく警備の人や関係者に文句言うケースが多いと聞きますが、、、
  彼らはこの花火大会を安全に、円滑に運営しているのです。
  いろいろあるでしょうが『お疲れ様です!』『ありがとう!』の一言でも言ってください。

3 あなたが見ている花火の下に人がいること。
  その花火って作っている人がいて、打ち揚げている人がいます。
  あなたが見上げている花火の下に人がいて、それを作った多くの人がいたって事を
  少しだけ思ってみてください。
  そして、その花火を作った人や打ち揚げている人に対して大きな拍手と歓声を浴びせてください。


まとめると、花火大会には多くの人の協力と、11ヶ月前からの計画、運営でやっと成り立ってます。
花火(火薬)が見れるって事は“平和”を意味します。
花火を見上げる時には、そんな事も考えてみてはいかがでしょう?


いよいよ、日本列島“夏の陣”開幕します。

saekikazuma2017.jpg




国連加盟国は2010年現在192カ国で、その中で花火があるのは約30カ国にしかすぎない。又、玩具花火である線香花火などを一般の人が楽しめる国は世界で約15カ国。西欧の多くの国では昔から宗教や人種の違いによる大小さまざまな紛争が現在も続き、例え玩具花火といえ、一般人に火薬を扱わせない文化が色濃く残っています。花火を世界中で楽しめる世の中になる事。それは 世界平和を意味しています。
by冴木一馬氏



   

posted by Z隊長 at 20:18| 大分 ☀| Comment(2) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする