2017年01月04日
考え直すべき3点
結構、私は突っ込んだ事を書きます。
伊達や酔狂ではありません。
私の経験学からの内容です。
営業を25年くらいしていると、ある考えに辿り着きました。
それは、非常に簡単な基本的な事です。
『いいモノを買っていただき、満足していただき、その対価としてお金をいただく。』
プロパー時代によく教え込まれたのですが、この歳になってその言葉の意味とやり方が分かってきたように思います。
『間違った価値観や目先の満足感を潰していく事。』が私の役目なのです。
そして、その付加価値として有益な情報を提供し、時代に合った運営のサポートをしていかなければならないのです。
その中で、今後の花火大会運営において重要な3点について考える。
@花火大会は夏にしなくてはならないのか?
いったいいつから花火は夏のモになったんだろう?誰が言い始めたのだろう?
日本では夏の間の毎週500箇所以上で花火大会をしているようです。なんで同じ日にするの?
とにかく近年は恐ろしいほどの暑さです。昨年は熱中症で搬送された人は5万人だそうです。
また急なゲリラ豪雨、巨大台風等、近年の夏は異常な気象でリスクが高くなってます。
野外イベントには夏は危険かもしれません。
そして、お客さんの多くは“夏以外の花火大会”を望んでいるのです。
発想の転換が成功の鍵です。
A打上発数表示はいかがなもんか?
この内容は、花火にかなり理解のある方でないとわからないと思うので割愛しますが、
一言で言えば
数量が少ないほうがいい花火大会になった!数量が少ないほうがお客さんが喜んだ!である。
数字主体で考える多くの人は理解できないだろう。
しかし、ここ数年私ととことん話をし実行してきた主催者はこの言葉の意味と結果を知っている。
数量(見積書)なんか意味のない紙である。
そして、打上げ数量の数え方は地域や業者によって自由だし、統一基準はありません。
そんな数字よりももっと大切な事があるのでは?
B安く買うのは危険
花火大会発注者が、なるべく安く買いたい!って考えるのはわかる。
私がそんな方に聞くのが『じゃあ2.5号玉の国内一般価格ってご存知?』と聞くと99%の人が知らないのです。
つまり、何を基準に安く買おうとしているのかがわからない状態のようです。
花火1発いくら?なんかどうでもいいことなのです。
そんな小さな数字にこだわれば、花火の構成がおかしくなっていくのは必至なのです。
花火屋はプロの演出家なのです、数字では表現できないのです。
常識的な商取引が花火屋のモチベーションをアップさせるのです。
それと花火を値切ると花火屋の技術、安全性、品質は下がるだろう、“花火の発注金額は品質の値段”であると考えていただきたい。
まとめると、
お客さんは、夏の花火を望んでいないのかもしれません。
お客さんは、打上げる数字など期待していません。
お客さんは、花火の内容や感動を求めているのです。
以上、年頭から厳しい事を書かせていただきましたが、今後は花火大会の運営の転換期だと思います。
主催者、お客さん、担当煙火業者が良い方向へ向かう事を望みます。
本文と動画は関係ありません。
新年絶叫動画(新春HTBバンジー動画ではありません)
https://vimeo.com/197868148