2016年01月13日
花火は儲かる
タイトルがいやらしいんですが、ご勘弁ください。
さて、花火は儲かるのか?
答えは
『はい、かなり儲かります!』
開催地域が儲かります。
なぜかと言いますと
例えば500万円の花火を花火業者に発注したとしましょう。
まともな花火業者に発注すれば、多分3万人くらいのお客さんがきます。
その3万人が開催地域や周辺地域でどれくらいお金を消費するでしょう?
食事だけしても800円くらいですか?いやいや、ちょっと贅沢して1,500円くらいかな?
往復の交通費やガソリン代にもお金を使います。
飲み物も買いますね。焼きイカもたこ焼きも。
お土産のまんじゅうも買いますか?
帰りにジョイフルにでも寄りますか?
祭りの雰囲気にのまれてついつい財布の紐も緩みます。
地元の人は移動しないからお金を使わない???
いえいえ、花火大会を自宅から見る人は
焼き肉とかしませんか?炭を買って、パイプ椅子まで?
ビールも買いませんか?
祭りの雰囲気にのまれてついつい財布の紐も緩みます。
結構お金を消費してくれますね。。。
さて計算してみましょう!
花火大会での一人当たりの消費金額を3,000円と仮定します。
花火を見て楽しむ人を30,000人に係数0.5(※話半分ってことで笑)を掛けましょう。
3.000円×(30.000人×係数0.5)=45,000,000円
ヨンセンゴヒャクマンエン!
500万円の花火が、一晩で地域に4500万円のお金を循環させる事になるのです。
さらに、
花火愛好家の方は遠方からやってきて地域でお金をたくさん使ってくれます。
飛行機で旅をする人、電車でやってくる人、高速道路でやってくる人・・・
遠方の愛好家の人は宿泊までしてくれます。
そして、その地域の観光スポットや地域のおいしい食べ物をツイッター、FB、Instagram、ブログ等で発信してくれます。
※つい先日は『ずんだ』がツイッターのTLに並びました(笑)
そして花火愛好家のみなさんは花火を見終わったら“反省会”と言われるアフターまでもされています。
そこでも地域の美味しい料理、お酒等をネットで発信してくれます。
こういった情報発信がその地域の観光リピーターを呼び寄せることになるのです。
すべての効果を入れて多分、花火代金の10倍くらいの消費効果は生まれているものと思います。
まぁ100歩譲って、いや50歩譲って
『花火大会は地域活性の公共事業!』
と思われてもいいかもしれません。
ただ、花火大会は無機質なものではありません。
お金が循環するだけでなく、地域の人を交流させ、同じ空間を共有させ、次世代の若者に引き継ぎ、
地域を活性させる起爆剤なのです。
老若男女や外国人を楽しませるイベントは他にあるでしょうか???
おまけに、開催後のランニングコストは必要ありませんね。
これこそが行政が求める
『地域活性』につながるモノではないでしょうか?
結論
花火大会は地域の将来に必ず役立つモノなのです。
いやらしい言葉を使えば
『花火は(開催地域が)儲かる』と言えます。
そして何よりも“世界に誇れる日本の文化”なのです。
【近世職人盡畫詞より】
花火の価は水中に擲つに似たりといえども、
さにはあらじ、
玉屋鍵屋が懐に入らば、
また出て世にめぐりつべし、
其かのみならず、
おのれひとりたのしむにはあらで、
幾多の人の目を喜ばしむる徳は孤ならずして、
隣国の下つ総にもおよびぬべし
平成28年1月25日追記
訂正とお詫び
ずんだ× づんだ○