2025年11月16日

花火製造には時間がかかるようになった。

あ、このブログは、これで800回記念の記事です。



さて、

花火は時間がかかるようになった?


一般の人からすれば

コンピューター使うから楽になったやろ?
作業の機械化で楽になったやろ?
花火大会の規模が大きくなって儲かってるやろ?

と、見えるようだ。。。




【コンピューター使うから楽になったやろ?】
とんでもない!作業時間は膨大になり、経費もどんどん増えています。


【作業の機械化で楽になったやろ?】
とんでもない!
その機械は、クラウンやレクサスくらいの値段します。
機械化により、その浮いた時間で複雑な星や玉を作るウエイトが増え、結果多忙なのです。


【花火大会の規模が大きくなって儲かってるやろ?】
儲かっているかは、私は経営者では無いのでよくわかりませんが、、、
あらゆるコストが増えているのは事実です。


実際、10年前と比べて、あらゆる行程で時間がかかるようになりました。



さて、コロナ後、日本製の花火が急に注目されるようになり、我々日本の花火のメーカーは大忙しです。

でも大量生産しようにも、人が足りない。
いい玉をゆっくり丁寧に作ろうにも、近年の大量消費には追いつかない。

結果、どこかに負担(無理)が生じ、よからぬ結果になりうるのではないでしょうか?



私たち、日本の花火メーカーは、無理をせず、堂々と適切な価格で商売をして
しっかりした花火を作っていかなければならないと思います。


それは、我々世代が後世に花火文化を残すための役割だと思う。





posted by Z隊長 at 17:31| 大分 ☀| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする